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JST/JICA:地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)

”自分の町の将来の交通政策を提案しよう-日タイ・さくらサイエンスプログラム-”

2021年11月10日と12月15日、本プロジェクトの共同研究機関である香川大学とカセサート大学が中心となり、「持続可能な都市交通」をテーマにおき、日タイの学生たちが住む町の将来の交通政策について議論する研究交流プログラムを開催しました。香川大、中部大、カセサート大、アジア工科大学院(AIT)、チェンマイ大で都市交通分野について学ぶ修士以上の学生、約30名がオンライン・プログラムに参加しました。

初日セッションでは、本プロジェクト研究代表である林良嗣(中部大)教授が、基調講演「Limits to Urbanization and Motorization – Mobility as SABAI Happiness for Bangkok -」を発表し、特にQuality of Life (QOL)の考え方を紹介しました。

林教授による基調講演

その後、各大学の最寄り町の交通政策について、カセサート大Varameth Vichiensan准教授、チェンマイ大学Nopadon Kronprasert准教授、東京大学・宮崎浩之特任助教、香川大・紀伊雅敦教授が紹介しました。これらを参考に、参加した学生たちは、2050年までの交通政策の方向性を議論し、関連する政策などをオンラインホワイトボートに書き込みブレインストーミングしながらプレゼンテーションを作成しました。

12月の最終セッションでは、バンコク市、チェンマイ市、高松市、名古屋市の交通政策について発表し合いました。例えばチェンマイ大は、2050年までに完全に電気自動車化する政策目標設定や自動運転の普及などを提案しました。カセサート大は、高齢化社会について着目しバンコクの交通政策の在り方を提案しました。香川大は高松市の交通網問題点を現状分析し、将来の交通ネットワークを具体的に提案しました。中部大へタイから留学しているTitipakorn氏は、バンコクと名古屋市を比較しつつ、AIを活用した2050年のバンコクの交通政策について、特にQOL向上を目指した提案を投げかけました。各プレゼンは非常にクオリティが高く、各大学の担当教官から賞賛の辞を得るとともに、本プログラムをファシリテートした紀伊教授からは日・タイで研究交流を継続することを期待するコメントがありました。

チェンマイ大学の発表
カセサート大学の発表
中部大学の発表
香川大学の発表
Varameth准教授(カセサート大学)のコメント
Nopadon准教授(チェンマイ大学)のコメント
宮崎特任助教(東京大学)のコメント
竹下氏(中部大学)のコメント
紀伊教授(香川大学)による閉会の挨拶